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【交流戦】ディアーズ、東京ガスとの接戦制して新体制で初勝利

2023年05月27日(土) 21:57

X1 Superは27日、春季交流戦で胎内ディアーズと東京ガスクリエイターズが富士通スタジアム川崎で対戦。パールボウルトーナメント1回戦を敗れたチーム同士の一戦は、今シーズンから中川靖士ヘッドコーチ体制になったディアーズが9対6のロースコアゲームを勝利した。

前半は静かな立ち上がり。お互いに攻め手を欠いてなかなかスコアを刻めず、東京ガスが第2クオーター序盤にようやくフィールドゴールで先制する。対するディアーズも前半残り3分を切ったところで今年38歳を迎えるベテランの前田直輝がパントリターンで相手の守備をするすると抜けエンドゾーンまでボールを運ぶも、自軍の反則で無念の取り消し。気を取り直しての攻撃は、クオーターバック(QB)大和田昌太郎のパス、ランニングバック(RB)樋山大郎のランなどでレッドゾーン内に進入し、タッチダウンにつなげられなかったがフィールドゴールで試合を振り出しに戻した。

同点に追いつかれた東京ガスも、終了間際にキッカー(K)朴容俊が43ヤードのフィールドゴールをきっちり沈めて、再びリードを奪って前半を折り返した。

後半に待望のタッチダウンが飛び出した。ディアーズは第3クオーター中盤にディフェンスバック(DB)杉本紘一が狙いすましたかのように相手のパスをインターセプトして攻撃権奪取。敵陣23ヤードの好位置からオフェンスを開始させると、駒澤大学出身のルーキーQB島津享寿のキープなどで進軍する。さらにゴール前7ヤードでは執念のフォースダウンギャンブルを試み、ドロープレーで中央を突いたRB千代修平がそのままエンドゾーンにボールを運んだ。トライフォーポイントには失敗したが、ディアーズはこの試合初めて主導権を握った。

3点リードのディアーズは、敵陣3ヤードからスタートした東京ガスのドライブでハーフウェイライン付近まで進まれヒヤリとする場面も。しかし、守備陣が気合の入ったディフェンスを見せてフィールドゴール圏内に進入させず、うれしい春季初勝利を飾った。

今季から指揮を執る中川HCは初勝利について「あまり意識していなかった」と言いつつも、「勝ち負けで言うと勝たないといけなかった」と勝利に安堵の様子。そして、「ディフェンスが良くやってくれた。そのおかげで、逆転タッチダウンで勝負できた」と守備陣の頑張りを勝因に挙げていた。

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