富士通QB高木、自身初の前半6TDは「1プレーを大事にして積み上げた結果」
2023年09月28日(木) 12:00
これぞ日本を代表する司令塔の実力だ。
富士通フロンティアーズのクオーターバック(QB)高木翼は、第2節の胎内ディアーズ戦に先発出場し、前半だけで6個のタッチダウンをマークした。本人曰く、前半だけで6タッチダウンパスは初体験だという。
開幕節で2タッチダウンパスを投げた高木は、ディアーズ戦でも立ち上がりから絶好調。ファーストプレーでワイドレシーバー(WR)サマジー・グラントへ67ヤードタッチダウンパスをヒットすると、その後も小梶恭平、木村和喜、中村輝晃クラーク、松井理己と次々と異なるレシーバーにタッチダウンパスを通し、仕上げはグラントへこの日2本目のタッチダウンパス。
「このコンビネーションは数年かけてやってきたので問題ない。オフェンスラインが良い仕事をしてくれたので自分は決めるだけでした」と、富士通の司令塔はチームメイトとの信頼関係に胸を張る。
富士通の山本洋ヘッドコーチは、「高木は色々なレシーバーにデリバリーすることができる。今日も安定してそういうパフォーマンスができた」と、安定感抜群だったエースの出来に目を細めた。
大差がついたこともあり、前半だけでお役御免となった高木は、パス15回中12回成功、285ヤード、6タッチダウンのハイパフォーマンス。それでも気持ちを高ぶらせることなく、「1プレーを大事にして、それを積み上げた結果だと思います」と、自身のプレーについて淡々と振り返った。
富士通の次節は、10月8日のotonari福岡SUNS戦。富士通のエースQBは、どこが相手でも自分のやるべきことに集中するだけだ。
「1試合、1プレーを積み上げていくことに変わりはありません。今日のパフォーマンスに満足せず、もっともっとレベルを上げていけるように練習から一生懸命取り組んでいきたいと思います」。
高木は2020年3月のTSL戦、2023年1月JAPAN U.S. DREAM BOWLのメンバーに選出されるなど紛れもなく日本屈指のQBだ。そんな日本トップレベルの司令塔が万全な限り、富士通のリーグ3連覇は視界良好かもしれない。
関連リンク
<ニュース>
・富士通がディアーズから計8TDを奪う圧勝劇で開幕2連勝
<動画>
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