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【Frontiers’ Road to Rice Bowl 77 vol. 3】今季の富士通を象徴する試合 若手の成長が見られたotonari福岡戦 

2023年12月31日(日) 12:00

【2番手として登場し、2タッチダウンパスを決めたQB野沢研(中央)  ©X LEAGUE】

【第3節 富士通フロンティアーズ   73-0 otonari福岡SUNS】
今季の富士通の特徴のひとつは若手選手が大きく成長したことだ。その意味で言うと第3節のotonari福岡戦は今季の富士通を象徴する試合だった。

第1クオーター終了時ですでに28-0と大量リードを奪った富士通は第2クオーター以降、若手選手を積極的に投入した。その起用に応え、2番手クオーターバック(QB)野沢研が2タッチダウンパス、3番手の濱口真行もパスでタッチダウンを記録した。ランニングバック(RB)三宅昂輝も2タッチダウンラン、新人ディフェンダーの山田敦也、前野貴一(ともにラインバッカー)、北川太陽、阿部裕介(ともにディフェンスバック)も出場機会を得た。

山本洋HCは常々チームに、「先発とか控えという意識は持つな」と伝えているそうだ。どんな選手でも試合に出ればいいパフォーマンスをしなければ勝利に貢献できない。そこにはスターターもリザーブもない。

【 ボールキャリアーをタックルする新人DB阿部裕介(左) ©X LEAGUE】

富士通は昨年もotonari福岡と対戦した。この時も同様な試合展開で後半には若手が多く出場したが、結果的にotonari福岡の猛追を許した。勝ったとはいえ満足いく内容ではなかったため、試合後のハドルで趙翔来主将は涙を流してチームを叱咤したことがあった。

それからちょうど1年後に迎えた再戦で、富士通は同じ轍を踏むことはなかった。

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