【Frontiers’ Road to Rice Bowl 77 vol. 4】接戦の試合展開でチームの雰囲気を変えた趙翔来主将のキャプテンシー
2024年01月01日(月) 12:00
【第4節 富士通フロンティアーズ 37-10 アサヒビールシルバースター】
第3節を終了してすでにプレーオフ(ライスボウルトーナメント)への出場を決めていた富士通は、「川崎ダービー」と銘打って開催された第4節のアサヒビールとの対戦で接戦を強いられることになった。
第1クオーターはクオーターバック(QB)髙木翼からワイドレシーバー(WR)柴田源太への68ヤードタッチダウンパスとキッカー(K)納所幸司の33ヤードフィールドゴールで10‐0とリードを奪う。いつもの富士通の試合展開だった。
ここからアサヒビールが反撃を見せる。QBジミー・ロックレイ→WR小林一輝→WR林雄太へとパスがつながるスペシャルプレーでタッチダウンをあげると、富士通のファンブルロストから得た攻撃権をフィールドゴールにつなげて、10‐10の同点で前半を終了した。
リードして前半を終えることの多い富士通が近年ではあまり経験したことのない同点でのハーフタイム。ラインバッカー(LB)の趙翔来主将はいつもと違うチームの雰囲気を敏感に感じていた。
「いつも通りのプレーができていない」と感じた趙は選手たち、とくに接戦をあまり経験したことのない若手に向けて「僕たちこういう試合いっぱいやってきたよね。最後に勝ってきたのは僕たちだよね」と声を掛けたのだという。
主将となって4年目のリーダーの言葉が響いたのか、後半の富士通はアサヒビールのオフェンスを完封し、自身のオフェンスではタッチダウンとフィールドゴールを2本ずつ成功させて最終的に大差をつけて勝利した。ここで接戦を味わった経験はのちにライスボウルトーナメントで生きてくることになる。
関連リンク
<ライスボウル情報>
・ライスボウル特設ページ:https://xleague.jp/feature/ricebowl77
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<ニュース>
・【ライスボウル見どころ】3連覇狙う富士通と8年ぶり5度目の日本一目指すパナソニック 3年連続同一カードの頂上決戦は日本人QB対決に注目
<動画>
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