【Impulse’s Road to Rice Bowl 77 vol. 5】大一番で導入した新戦術が奏功して全勝でライスボウルトーナメントへ
2024年01月01日(月) 14:00
【第5節 パナソニック インパルス 14-9 オービックシーガルズ】
Division A1位を決める対戦は、昨年のセミファイナルで顔を合わせたオービックとの一戦。ともに無敗同士で戦前の予想通り見ごたえのある接戦となった。
第1クオーターにパナソニックが先制し、オービックがフィールドゴールで3点を入れたまま、第3クオーター残り3秒までスコアが動かないという膠着状態が続いた。両チームともに自慢の堅固なディフェンスが相手オフェンスにパントを強いる場面が続き、少なくともスコア上は最後まで勝敗が予想できない展開だった。
しかし、その中でもパナソニックはしたたかに新たな戦術を導入していた。クオーターバック(QB)とランニングバック(RB)によるリードオプションだ。このプレーではQBがRBにハンドオフをしながらディフェンスの動きを読み、ディフェンダーが自分をタックルに来ればそのままハンドオフし、RBに反応すると判断した場合は自らボールをもって走る。このハンドオフがまるでスローモーションのようにじっくりと時間をかけるため、ファーストリアクションが早いオービックディフェンスは裏をかかれてしまう。素早いディフェンスを逆手に取った戦術だった。
リードオプションは脚力に定評のある荒木優也がQBを務めたときに威力を発揮した。RB立川玄明やミッチェルビクタージャモーとのコンビで地上戦を有利に展開した。
また、この試合ではタイトエンド(TE)ダックス・レイモンドが今季初めて1試合2タッチダウンレシーブを記録。5回のパスキャッチのうち、4つがタッチダウンもしくはファーストダウンを更新するレシーブであり、TEらしい活躍が見られた試合でもあった。
関連リンク
<ライスボウル情報>
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<ニュース>
・【ライスボウル見どころ】3連覇狙う富士通と8年ぶり5度目の日本一目指すパナソニック 3年連続同一カードの頂上決戦は日本人QB対決に注目
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