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【X1 Super第3節の見どころ】ディビジョンスイープ狙うパナソニックにパス好調のエレコム神戸が挑戦

2024年09月26日(木) 13:30

【第2節のSEKISUI戦でブロックされたパントをリターンTDに結び付けたワイズマンモーゼス海人  ©X LEAGUE】

X1 Super WESTディビジョンの第3節は29日、パナソニック インパルスとエレコム神戸ファイニーズが大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで対戦する。

これまでの両チームの過去6年間の対戦は春秋を合わせて全てパナソニックが勝利している。しかし、今春のグリーンボウルでは、パナソニックが得点を重ねて試合を有利に展開した過去のゲームとは違い、エレコム神戸が先取点を奪い、第3クオーター終了時点まで10点差をつけて試合の主導権を握った。最終クオーターに入り、地力に勝るパナソニックがランニングバック(RB)牧田圭祐のランでタッチダウンを奪い、試合残り時間1分には新人クオーターバック(QB)小林宏充からワイドレシーバー(WR)桑田理介へのタッチダウンパス成功で24‐20と逆転勝ちを収めている。

パナソニックは秋季リーグで、初戦PLEIADES福岡SUNSに圧勝したが、第2節で対戦したSEKISUIチャレンジャーズには苦戦を強いられた。先制点を許し、パントブロックリターンで同点に持ち込んだが、SEKISUIの粘り強い守備になかなか追加点を奪うことができなかった。後半、新人WR鈴木崇与へのタッチダウンパスでリードしたものの、QBギャレット・サフロンからWRブギー・ナイトへの13‐14。その後のトライフォーポイントのキックが外れて辛くも勝利をつかんだ。この試合では攻撃獲得ヤードではランで74ヤード上回ったものの、パスでは逆に115ヤードの差をつけられた。それだけにエレコム神戸との試合では、QBデイビット・ピンデルのパス力を生かした空中戦を防ぎ切り、得点を重ねていきたい。

【脚力も武器として活用するエレコム神戸ファイニーズQBデイビッド・ピンデル  ©X LEAGUE】

一方のエレコム神戸は、初戦の福岡SUNS(第1節のSEKISUIとの試合は台風のため10月6日に延期)では4タッチダウンを奪い、28‐6で順当に勝ちをおさめた。パナソニックには今春悔しい思いをしただけに、この一戦に懸けるチームの意気込みは高いと思われる。まずはQBピンデルの繰り出す正確で多彩なパスを生かした空中戦で、パナソニックディフェンスをかく乱させたい。またピンデルは脚力もあるので、パスと見せかけて裏をかくランニングプレーで確実にゲインを重ねて、得点に結び付けていきたい。

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