【X1 Area週間MVP】混戦模様の第3節 勝利を呼び込んだパフォーマンスが各部門で受賞
2024年10月11日(金) 18:00X1 Areaの第3節はディビジョン内対戦1回戦の最終戦が行われました。EASTディビジョンでは警視庁イーグルスが電通キャタピラーズに土を付け、品川CC ブルザイズを含めて2勝1敗で3チームが並ぶ混戦模様。CENTRALは胎内DEERSがPentaOceanパイレーツとの無敗対決を1タッチダウン差で制して全勝をキープしました。3チーム編成のWESTは2勝のアズワンブラックイーグルスを昇格1年目のTRIAXIS J-STARSが1勝1敗で追う展開です。第4節からのディビジョン内対戦2回戦も興味深い対決が待っています。
第3節の週間MVPは名古屋サイクロンズを退けたアズワンがオフェンス部門とPlay of the Weekで選出され、ディフェンスは警視庁の巨漢ディフェンスライン(DL)桒名亮介選手のパフォーマンスが評価されました。スペシャルチームは今季初勝利を挙げた三菱商事Club TRIAXの全19得点のうち13点をたたき出したキッカー(K)河西光選手が勝ちとりました。Play of the Weekを除く3部門の選手はそれぞれ初受賞です。
<Offensive Player of the Week>
RB前田公昭(アズワンブラックイーグルス)
前田選手は名門関西学院大学の出身で、アズワンに移籍して1年目。第3節の名古屋戦ではチーム最多の8キャリーで86ヤードのラッシングヤードを記録しました。最長では47ヤードのラン、タッチダウンプレーでは21ヤードのビッグプレーを披露しました。WESTディビジョンは3チーム編成なので、試合消化数が他のディビジョンのチームよりひとつ少ないにもかかわらず、前田選手はX1 Areaのラッシングランキングで10位につけています。チームのオフェンスシステムによりなじんでくる後半にはさらなる活躍が期待できます。
<Defensive Player of the Week>
DL桒名亮介(警視庁イーグルス)
第3節で電通の勝利した警視庁の立役者は第4クオーター残り1分53秒まで相手にエンドゾーンへの侵入を許さなかったディフェンスであると言っていいでしょう。パスのうまい電通クオーターバック(QB)アーロン・エリス選手に投げる隙を与えないパスラッシュは強力でした。なかでも、第2クオーター序盤に桒名選手が記録したエンドゾーン手前のQBサックは強烈なインパクトを残しました。序盤に品川CCに苦杯をなめた警視庁ですが、徐々に本来の力を出してきており、念願のX1 Super昇格の向けていよいよエンジンがかかってきました。
<Special Teams Player of the Week>
K河西光(三菱商事Club TRIAX)
TRIAXの今季初勝利はBULLSフットボールクラブからのものでした。試合を追うごとにオフェンスがドライブできるようになっているTRIAXですが、この試合ではエンドゾーンが見えてくるとBULLSのアグレッシブなディフェンスにエンドゾーンを死守されたなかなか攻略できませんでした。そこで得点源として活躍したのがK河西選手です。4回のフィールドゴールトライは最長44ヤードを含み、すべて成功。タッチダウン後のトライフォーポイントのキックも合わせて計13点を脚で稼ぎました。
<Play of the Week>
QB滝藤雅貴からWR 川畑一輝への77ヤードタッチダウンパス(アズワンブラックイーグルス)
このビッグプレーが生まれたのは対名古屋戦の第2クオーター終盤でした。自陣23ヤードからの攻撃シリーズのセカンドダウン10のプレーでQB滝藤選手の投げたパスがワイドレシーバー(WR)川畑への77ヤードタッチダウンプレーとなりました。この時点でアズワンは7‐3とリードしていましたが、この直前のポゼッションでフィールドゴールトライを失敗していただけに、嫌な流れを断ち切ると同時にチームに勢いをもたらすビッグプレーとなりました。
関連リンク
<ゲームリポート>
・アズワンが名古屋を逆転で下し開幕2連勝でシーズンを折り返し
・警視庁が電通を破り2連勝 EASTは3チームが並ぶ混戦模様
・三菱商事Club TRIAXが今季初勝利 BULLSは初得点も3連敗