ニュース

【X1 Super週間MVP】延期試合の開催で第1節完了 SEKISUIのWRブギー・ナイト選手がビッグパフォーマンスで2部門制覇

2024年10月11日(金) 18:00

8月31日に予定されてながら台風の影響で延期となっていた第1節のエレコム神戸ファイニーズ対SEKISUIチャレンジャーズの試合が10月6日に終了。それを受けて開幕節の週間MVPも決まりました。印象的だったのはSEKISUIのワイドレシーバー(WR)ブギー・ナイト選手の活躍です。200ヤードキャッチでオフェンス部門を受賞。Play of the Weekでも80ヤードのタッチダウンパスでホットラインを組むクオーターバック(QB)ギャレット・サフロン選手とともに選ばれました。他チームと違ってすでに2試合を消化していたアドバンテージはありますが、それを差し引いてもXリーグの解説員から多くの票を勝ちとるインパクトを残しました。ディフェンス部門はノジマ相模原ライズ2年目でディフェンスの中心選手の一人となっているラインバッカー(LB)フィリップ・レッドワイン選手、スペシャルチームではそのチームメートのパントリターナー(KR)/ランニングバック(RB)吉澤祥選手がそれぞれ受賞しました。

<Offensive Player of the Week>
WRブギー・ナイト (SEKISUIチャレンジャーズ)
エレコム神戸とSEKISUIの同ディビジョン対戦は最後まで勝敗の行方の分からない好ゲームとなりました。そのなかでナイト選手は12回のパスキャッチで200ヤードという驚異的な数字をたたき出し、3タッチダウンパスキャッチで勝利に大きく貢献しました。第2クオーターに飛び出したこの試合2本目のタッチダウンレセプションでは、オーバースロー気味のパスを右手に軽く当てて勢いを殺しての見事なキャッチ。数字を稼ぐだけでなく、魅せるプレーも生み出すプレーメーカーです。個人成績ではパスキャッチ数、獲得距離でリーグ単独トップ、タッチダウンキャッチ数はトップタイで「三冠」達成中です。

<Defensive Player of the Week>
LBフィリップ・レッドワイン(ノジマ相模原ライズ)
ノジマ相模原は開幕節でOrientalBioシルバースターと対戦。レッドワイン選手はチーム最多の4タックルを記録しました。ディフェンス選手の「華」であるQBサックは2回で、ロスさせた距離は17ヤード。さらにパスディフェンスでもインターセプトとパスカットをマークするなどマルチな活躍でチームの白星スタートに爪痕を残しました。

<Special Teams Player of the Week>
PR吉澤祥(ノジマ相模原ライズ)
開幕節のOrientalBio戦ではすべてのクオーターで得点して、着実にリードを広げていったノジマ相模原。第2クオーターにはスペシャルチームからのタッチダウンが生まれました。チームのRBとして活躍する吉澤選手は50ヤード付近でパントをレシーブ。右サイドに展開する中でタックルを2回外し、ゴール前15ヤードでは鋭いカットバックでディフェンダーを交わしてインサイドに切れ込み、そのままタッチダウンしました。WR宜本潤平主将のパスキャッチによる1本目のタッチダウンに続くビッグプレーでの得点で、ノジマ相模原は勢いに乗りました。

<Play of the Week>
QBギャレット・サフロンからWRブギー・ナイトへの80ヤードタッチダウンパス(SEKISUIチャレンジャーズ)
エレコム神戸に先制タッチダウンを奪われた直後のオフェンスで、時を置かずに同点に追いついたプレーがこのタッチダウンでした。左のワイドアウトからスタートしたナイト選手はストップ&ゴーでマンツーマンカバーをしていたディフェンダーを振り切ります。そこにサフロン選手が高さのある放物線を描くパスを投げてナイト選手に命中させます。パスをキャッチしたナイト選手はそのままディフェンダーに触れられることなくエンドゾーンに駆け込みました。リプレーを見ると、サフロン選手がパスを投げた時にはまだナイト選手はディフェンダーにカバーされているのがわかります。ボールが空中に浮いている間にディフェンダーを追い越してワイドオープンになるのですが、それを見越してサフロン選手が投げたパスのコントロールとタイミングは見事というしかありません。お互いの信頼感があってこそ生まれたPlay of the Weekでした。

関連リンク

<ゲームリポート>
SEKISUIがエレコム神戸との熱戦を逆転勝利で制す シーズン2勝目をあげて後半戦へ
ノジマ相模原、新システムの守備が機能してOrientalBio下す

<動画>(XリーグTV on アメフトライブ by rtvへの登録が必要です)
エレコム神戸ファイニーズ vs. SEKISUIチャレンジャーズ
ノジマ相模原ライズ vs. OrientalBioシルバースター