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【X1 Super第5節の見どころ】連勝を狙うエレコム神戸と今シーズン初勝利を目指すオール三菱が激突

2024年10月23日(水) 15:00

【 ボールキャリーするエレコム神戸ファイニーズRB秋元ミンジェ ©X LEAGUE】

X1 Superの第5節は27日、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポでエレコム神戸ファイニーズとオール三菱ライオンズが対戦する。両チームがX1 Superの秋季リーグ戦で対戦するのは2019年シーズン以来5年ぶり(2021年は対戦が予定されていたがオール三菱がコロナの影響で出場を辞退)。総合順位でなんとか上位に食らいつきたいエレコム神戸とX1 Super復帰後、初勝利を狙うオール三菱の注目の一戦となる。

ホームのエレコム神戸は前節のOrientalBio戦に快勝した。今節は連勝を目指したい。総獲得ヤードは相手の2倍近くで、さらにサードダウンでのファーストダウン更新率も70%近くとゲームを支配し、前半で27点差をつけての危なげない勝利だった。
やはり注目選手はクオーターバック(QB)のデイビッド・ピンデルになるだろう。前節のパスは174ヤードだったが、成功率は70%でパサーレイティングも123.2だった。さらに自ら9回のランプレーで計91ヤード、2タッチダウンランを決めるなど、縦横無尽にフィールドを駆け回った。

【ランとパスの両面で活躍するエレコム神戸QBデイビッド・ピンデル  ©X LEAGUE】

ピンデルのパスターゲットとなるのは、ワイドレシーバー(WR)内田大喜だ。前節も115ヤードを獲得し、コンビネーションは抜群。この試合のホットターゲットとなるだろう。ランプレーに関しては、ランニングバック(RB)秋元ミンジェも前節で80ヤード近くを稼ぎ、ピンデルのランプレーとともに、相手への脅威となるだろう。

さらにOrientalBio戦では、前半にジェットモーションのフェイクを使ったプレーを効果的に用いることで、相手ディフェンスを広げて、中央へのランプレーを出しやすくする場面が多く見られ、ランのヤード獲得につながった。ディフェンスではエレコム神戸が誇るディフェンスバック(DB)コンビの村井翔哉と出木岡修が揃ってインターセプトを記録した。ともに2インターセプトずつでリーグ4位タイにランクされており、相手QBには脅威になるだろう。

【シーズン中盤から先発QBを務めるオール三菱ライオンズの山中勇輝  ©X LEAGUE】

ビジターのオール三菱は、X1 Super復帰の今シーズンは未勝利と苦しんでいるが、なんとか初勝利をもぎ取りたい。ただ、今シーズンの1試合平均得点が4.75点と厳しい状況だ。前節の富士通フロンティアーズ戦も総獲得ヤードが75ヤードで、平均獲得ヤードも1.7ヤードとなかなか打開策が見いだせなかった。エレコム神戸戦はエースQBの山中勇輝とそのトップターゲットWRである吉田幸祐へのパスをどのくらい通せるかがポイントになる。

【キックオフリターンをするオール三菱WR伊佐真輝(右)  ©X LEAGUE】

ランプレーに関しては、小林浩也や中野哲也に注目したい。オフェンスを進めるうえで最重要のオフェンスラインの地道なブロックとパスプロテクションがどのくらい持つかも注目したい。

前評判としては、エレコム神戸が高いが、オール三菱はとしては、後半まで競った展開に持ち込みたいところだ。スペシャルチームのビッグプレーが流れを変えることが多々あるため、キックオフやパント時のリターンにも注目したい試合である。

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