【X1 Super第5節見どころ】オフェンス好調のSEKISUIが王者富士通を迎え撃つ

【レシーブの後にさらにゲインを重ねるSEKISUIチャレンジャーズWR阿部拓朗（右）　 ©X LEAGUE】

X1 Superの第5節第2日目は、4戦全勝でライスボウル3連覇中の富士通フロンティアーズと、X1 Super昇格後最多となる3勝目をあげて波に乗るSEKISUIチャレンジャーズが大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで対戦する。富士通が圧倒的な強さを見せつけるのか、それともSEKISUIがここまでの勢いに乗り無敗の王者に土を付けるのか。注目の一戦だ

富士通はランニングバック（RB）トラショーン・ニクソンの走りが止まらない。X1 Superトップの354ヤード（24回キャリー）を獲得し、タッチダウンも5個奪う活躍だ。また、ニクソンがマークされても、クオーターバック（QB）高木翼もリーグ3位の833ヤードをパスで稼ぎ、10タッチダウンパス成功（リーグ2位）につなげている。

【富士通フロンティアーズRBトラショーン・ニクソン　 ©X LEAGUE】

ノジマ相模原ライズ戦では、オフェンスがリズムに乗り切れない状況で、ディフェンスがリズムを作り出した。SEKISUIディフェンスが粘りを見せてオフェンスが苦しめられても、ディフェンスで勝機を作り出しそうだ。

SEKISUIはパワーアップしたオフェンスがどこまで富士通に通用するか。前節の試合では中央へのランが全く進まず、パスで活路を見出した。QBギャレット・サフロンは、ワイドレシーバー（WR）ブギー・ナイト、亀山暉、阿部拓朗へのパスの精度を高めており、後はオフェンスライン（OL）が、RB遠藤集などの中央のランを通すためにどこまで相手を押し込むことができるか。パスとランのバランスアタックができなければ、富士通相手では苦しい展開になりそうだ。

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