ニュース

【X1 Super週間MVP】東京ガスDL吉田選手が脅威の7ロスタックルでディフェンスMVPに QBクルカ選手は来日後初受賞

2024年11月15日(金) 18:00

X1 Superのレギュラーシーズン最終節となる第6節は、勝敗結果によって総合順位とライスボウルトーナメント(RBT)の組み合わせが決まるという重要なステージになりました。富士通フロンティアーズとパナソニック インパルスはそれぞれ勝ってレギュラーシーズンを全勝で終えたほか、オービックシーガルズはエレコム神戸ファイニーズを破って3位を確保。SEKISUIチャレンジャーズはX1 Superでの最多勝利数を4に伸ばして4位に入りました。RBTクオーターファイナルでは約1カ月ぶりの勝利で5位になった東京ガスクリエイターズと対戦をします。そのほか、OrientalBioシルバースターがオール三菱ライオンズに勝って入替戦出場を回避しました。

最終節は高いパフォーマンスを披露した選手が多く、各部門でMVP候補にノミネートされた選手は今季で最も多かったのですが、最終的には突出した数字を残した選手が受賞しました。

<Offensive Player of the Week>
QBタイラー・クルカ (オービックシーガルズ)
オービックは対エレコム神戸戦で、第4クオーター中盤まで5連続得点で試合を有利に進めました。その最初の3つのタッチダウンはすべてクルカ選手のパスによるものでした。クルカ選手はワイドレシーバー(WR)渡邊ジャマール、小梶恭平、タイトエンド(TE)ホールデン・ハフにそれぞれ投げ分け、チームを勝利に導きました。今年2年目のクルカ選手は週間MVP初受賞です。

<Defensive Player of the Week>
DL吉田郁(東京ガスクリエイターズ)
PLEIADES福岡SUNSと対戦した東京ガスの吉田選手は驚くべき数字を残しました。ひとりの選手が1試合で二けたのタックル数(10.5)を記録すること自体Xリーグでは稀ですが、そのうちの7つが1QBサックを含むロスタックルでした。吉田選手のロスタックルによってPLEIADES福岡が喪失した距離は27ヤードにも及びます。一つひとつのタックルがオフェンスのダメージを与えるビッグプレーだったことがわかります。東京ガスはQBジェロッド・エバンス選手やランニングバック(RB)星野凌太朗選手などオフェンスで数字を残す選手が多い印象ですが、ライスボウルトーナメントではディフェンスにもぜひ注目です。

<Special Teams Player of the Week>
K梅垣光理(OrientalBioシルバースター)
今週の週間MVPで唯一プレーオフに出場しないチームからの選出になりました。梅垣選手は最長44ヤードを含む4本のフィールドゴールをすべて成功させ、OrientalBioの重要な得点源として貢献しました。タッチダウン後のポイントアフタータッチダウンも含めれば全13得点をたたき出したことになります。

<Play of the Week>
KR/WRサマジー・グラントの84ヤードキックオフリターン(富士通フロンティアーズ)
オフェンスではWRとして活躍するグラント選手は今季はリターナーとしての活躍も目立ちます。得意のパントリターンではすでに3つのタッチダウンを記録しているグラント選手ですが、最終節のIBM戦ではオープニングのキックオフを84ヤードリターンしてエンドゾーンを陥れました。今季の合計リターンタッチダウンは4となりました。この試合ではIBMのローガン・スチュワート選手も今季3つ目のキックオフリターンタッチダウンを決めています。同じ顔合わせで行われるRBTクオーターファイナルもこの二人のキックリターンから目が離せません。

関連リンク

<ゲームリポート>
オービックがエレコム神戸下し3連勝 総合3位でRBTへ
東京ガスが後半の反撃で快勝 総合5位でRBTへ PLEIADES福岡は勝ち星なしで入替戦へ
K梅垣の4FGなどでOrientalBioが2勝目 オール三菱は全敗で入替戦へ
富士通、9TDの猛攻でIBM下し6戦全勝で1位確定

<動画>(XリーグTV on アメフトライブ by rtvへの登録が必要です)
オービックシーガルズ vs. エレコム神戸ファイニーズ
PLEIADES福岡SUNS vs. 東京ガスクリエイターズ
OrientalBioシルバースター vs. オール三菱ライオンズ
富士通フロンティアーズ vs. IBM BIG BLUE