ニュース

【X1 Area週間MVP】第2節は警視庁が3部門制覇 QB齊藤とDB/WR税所がそれぞれ2部門で選出

2025年10月10日(金) 18:00

第2節の注目の一戦はEASTディビジョンの電通キャタピラーズ対警視庁イーグルス戦でした。昨年も1勝1敗のイーブンだった、X2からのライバル同士の対戦は見ごたえのある点取り合戦の末に警視庁が24対22で勝利。レギュラーシーズン後にEAST1位とCENTRAL1位の間で争われるX1 Area東日本チャンピオンシップ(12月20日、富士通スタジアム川崎)出場に向けて一歩リードとなりました。強豪同士の対戦ということもあり、この試合は見どころあるビッグプレーがいくつか生まれました。特にビッグプレーが勝利を引き寄せるための大きな要因となった警視庁からは、オフェンス部門でQB齋藤詩伸選手、ディフェンス部門でDB税所琢磨選手、Play of the Weekにはこの二人によるタッチダウンパスプレーが選ばれました。税所選手は第1節のスペシャルチーム部門、Play of the Weekに続き、2節連続での2部門選出の快挙。加えて今節は、ディフェンスとオフェンスの両プレーで受賞するという偉業を達成しました。

<Offensive Player of the Week>
QB齋藤詩伸 (警視庁イーグルス)
正確なパスと自らの脚力を生かしたランを効果的に使うのが齋藤選手の得意なプレースタイル。電通戦はまさにその持ち味が発揮された試合となりました。パスでは17回の試投で12回の成功、151ヤード、1タッチダウンパスの成績で、ランでは8キャリーで42ヤードと1タッチダウンランを記録しました。33歳のベテランですが、身体能力と経験がうまくかみ合ってチームをけん引しています。

<Defensive Player of the Week>
DB税所琢磨(警視庁イーグルス)
税所選手は電通戦の第2クオーターに80ヤードのインターセプトリターンタッチダウンを記録しました。このタッチダウンにより、警視庁は10対6と逆転に成功。これ以降相手にリードを許すことはありませんでした。この試合の舞台は東京都調布市のアミノバイタルフィールド。税所選手は昨年の第5節にもこの場所で3インターセプトの好パフォーマンスを見せました。「(帝京)大学時代は全く勝てない場所だったんですけど」と税所選手は笑いますが、今では間違いなくアミノバイタルフィールドは相性のいいスタジアムです。

<Special Teams Player of the Week>
KR石原勇志(PentaOceanパイレーツ)
石原選手はSAITAMA BULLSフットボールクラブ戦の第3クオーター開始のキックオフでリターンタッチダウンを決めました。自陣8ヤード、左ハッシュマーク近くでボールをキャッチした石原選手はブロッカーの動きを見ながらゆっくりと中央に向けて走路を取り、そこから一気に加速。右サイドライン際に集まったブロッカーの後を追うように右に展開すると、最後はゴール前10ヤード付近でカバーチームをかわすように内側にカットバックしてエンドゾーンに飛び込みました。リターンチームの好ブロックと石原選手の好判断が生んだキックオフリターンタッチダウンでした。

<Play of the Week>
QB齋藤詩伸から税所琢磨への76ヤードタッチダウンパス(警視庁イーグルス)
本職はDBの税所選手ですが、今季はスペシャルチームやオフェンスでもプレーをしています。このプレーではRBの位置からパスコースに出てタッチダウンを決めました。自陣24ヤードからの攻撃で、QB齊藤選手はRB伊藤碧選手にハンドオフフェイクをした後、右に縦のコースを走る税所選手にロックオン。税所選手はLBのカバーを振り切って50ヤード付近でパスをキャッチすると、中央から追いかけてくるSもスピードでかわして得点しました。税所選手は今季早くもオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームの全部門でタッチダウンを記録しています。

関連リンク

<ゲームリポート>
DB税所琢磨が攻守でTD 警視庁イーグルスが宿敵電通キャタピラーズを破って2勝目
PentaOceanパイレーツが2試合連続の完封勝ちで開幕2連勝 SAITAMA BULLSを下す