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X1 Superはいよいよ後半戦へ ライスボウルトーナメント出場権を懸けた戦いも本格化

2025年10月10日(金) 12:00

Superは10月11‐13日に各地で開催される第4節からレギュラーシーズンの後半戦に突入する。第4節以降はディビジョン外のチームとの対戦が始まり、東西の遠征試合も行われる。

全12チーム中総合順位の上位8チームに与えられるプレーオフ「ライスボウルトーナメント」出場権を懸けた戦いも激しさを増す。また、総合順位はライスボウルトーナメントの組み合わせを決める上でも重要だ。今季は前半に波乱があり、例年とは違うプレーオフ争いが展開される模様だ。

【今季すでにインターセプトとファンブルリターンでTDをあげているパナソニックDL有村 雄也  ©X LEAGUE】

2021年の11月を最後にレギュラーシーズンでは負け知らずだった富士通フロンティーズが第2節のノジマ相模原ライズ戦で敗れた。また、これまでX1 Superで勝利のなかったオール三菱ライオンズと富士フイルム海老名Minerva AFCがすでに1勝をあげた。これによって変わった戦力分布図が後半戦をどう彩るかが見どころだ。

【前半のパッシングリーダーとなったオービックQBピアース・ホリー  ©X LEAGUE】

昨年は勝ち点7がライスボウルトーナメント出場の可否の分岐点となった。今季も6~7点が最低ラインになると予想されるが、同じ勝ち点で複数のチームが並ぶ可能性もある。その際は順位決定方法が決め手となる。勝ち点が並んだ場合は当該チームの直接対決での勝敗や当該チーム同士が対戦した試合での得失点差などが順位決定の条件だ。それだけに、試合でいかに得点し、失点を抑えるかも重要な要素だ。これは総合順位の上位争いでも同じことが言える。

【ランとパスキャッチで貢献するノジマ相模原RB吉澤祥  ©X LEAGUE】

3節を終了して全勝なのはオービックシーガルズ、ノジマ相模原、パナソニック インパルスの3チーム。早ければ第4節の結果次第でライスボウルトーナメントへの出場が決まる。このうちオービックとノジマ相模原は第6節に直接対決を迎える(11月8日、横浜スタジアム=予定)。今から注目の一戦だ。

1敗で無敗の3チームを追うのが富士通とSEKISUIチャレンジャーズだ。この2チームも第6節で直接対決(11月9日、富士通スタジアム川崎)が予定されており、こちらも総合順位に影響を与える大事な一戦となる。

このほかの7チームは勝ち点3または0でひしめき合う。ここにはエレコム神戸ファイニーズやIBM BIG BLUEのように過去4年以内のセミファイナル出場チームもあり、こうしたチームが後半戦にどのように戦力を整えてくるか。昨季好調だった東京ガスクリエイターズの復調はなるか。そして、未勝利のOrientalBioシルバースターとハカタネクスト福岡SUNSの捲土重来はあるか。注目の後半戦はまもなくキックオフを迎える。

X1 Super 星取表

EAST

順位 チーム 勝ち星数 第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 第6節
1 オービック 9 51○0 39○7 56○7 10/11 10/26 11/8
2 東京ガス 3 34○9 7●39 14●16 10/13 10/25 11/9
3 IBM 3 9●34 45○14 7●56 10/13 10/26 11/9
4 オール三菱 3 0●51 14●45 16○14 10/13 10/26 11/9

CENTRAL

順位 チーム 勝ち星数 第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 第6節
2 富士通 6 37○0 28●29 36○10 10/12 10/26 11/9
1 ノジマ相模原 9 41○17 29○28 29○13 10/13 10/26 11/8
4 OrientalBio 0 17●41 13●29 10●36 10/13 10/26 11/8
3 富士フイルム海老名 3 0●37 29○13 13●29 10/11 10/26 11/9

WEST

順位 チーム 勝ち星数 第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 第6節
1 パナソニック 9 70○0 38○7 44○23 10/13 10/26 11/9
2 SEKISUI 6 17○14 7●38 52○7 10/13 10/26 11/9
3 エレコム神戸 3 14●/17 47○27 23●44 10/13 10/26 11/9
4 ハカタネクスト福岡 0 0●70 27●47 7●52 10/12 10/25 11/8

X1 Super 詳細順位表

暫定順位 チーム DIV 試合 勝点 当該チーム総得失点差 全試合総得失点差 前年の総合順位
1 パナソニック W 3 9 3 0 0 対象なし 60 1
2 オービック E 3 9 3 0 0 対象なし 60 3
3 ノジマ相模原 C 3 9 3 0 0 対象なし 41 6
4 富士通 C 3 6 2 1 0 対象なし 39 2
5 SEKISUI W 3 6 2 1 0 対象なし 3 4
6 東京ガス E 3 3 1 2 0 対象なし -2 5
7 エレコム神戸 W 3 3 1 2 0 対象なし -3 7
8 IBM E 3 3 1 2 0 対象なし -20 8
9 富士フイルム C 3 3 1 2 0 対象なし -24 10
10 オール三菱 E 3 3 1 2 0 対象なし -38 11
11 OrientalBio C 3 0 0 3 0 対象なし -56 9
12 ハカタネクスト福岡 W 3 0 0 3 0 対象なし -60 12

勝ち点制を導入し、リーグ戦終了時点で勝ち点の多いチームから上位とする。 勝ち点の詳細:勝ち=3点 引き分け=1点 負け=0点
第4Q終了時点で同点の場合は引き分けとする。ライスボウルトーナメント、ライスボウルにおいては第4Q終了時に同点の場合にタイブレークシステムによって勝敗を決する。
レギュラーシーズン終了時に勝ち点数が並んだ場合は以下の手順で順位を決定する。勝ち点が並んだ場合は以下の手順で順位を決定する。
① 勝ち星数
② 当該チーム間の直接対決勝敗
③ 当該チーム同士が対戦した試合の総得失点差(1試合の最大得失点差の上限は設けない)
④ 当該チームのリーグ戦全試合の総得失点差(1試合の最大得失点差は20点とする)
⑤ 前年順位

ライスボウルトーナメント

X1 Suerのレギュラーシーズン終了後の総合順位上位8チームが出場する。クオーターファイナルの組み合わせは、①総合順位1位対8位 ②2位対7位 ③3位対6位 ④4位対5位とする。
セミファイナルの組み合わせはクオーターファイナル①の勝者対④の勝者、②の勝者対③の勝者とする。
セミファイナルの勝者はアメリカンフットボール日本選手権ライスボウルに出場する。