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第78回ライスボウル:ライスボウルについて

2024年12月13日(金) 00:00


ライスボウルは1948年に関東大学選抜対関西大学選抜のオールスター戦として誕生しました。1984年から大学リーグ代表と社会人リーグ代表が日本一の座を懸けて戦う日本選手権に位置付けられ、日本のアメリカンフットボールの最高峰ゲームとして数々の名勝負を生んできました。

2022年の第75回大会からは社会人アメリカンフットボール・Xリーグが王座を決定する試合となり、今シーズンで4年目を迎えます。

ライスボウルを争うのはXリーグのトップカテゴリーであるX1 Superです。2024年度はX1 Superに所属する12チームが3つのディビジョンに分かれてリーグ戦を戦い、レギュラーシーズン後に決まる総合順位の上位8チームがプレーオフ・ライスボウルトーナメントに出場します。まさに「トップ・オブ・トップス」を決める日本選手権試合がアメリカンフットボール日本選手権第78回ライスボウル by GA technologiesです。

ライスボウルの歴史は日本のアメリカンフットボールの競技力向上の歩みでもあります。75年を超えるライスボウルの歴史の間にスポーツ界に押し寄せた国際交流やグローバル化はアメリカンフットボールも例外ではありませんでした。IFAF世界選手権などの国際大会が開かれる一方で、海外リーグでプレーする日本人選手も多く誕生しました。

経験豊富なアメリカ人指導者やNCAAトップクラスでプレーした選手が国内リーグのチームに参加したこともリーグ全体の競技レベルアップに大きく寄与してきました。

2024年1月に開催されたDream Japan Bowl 2024ではXリーグや大学リーグからの選抜選手に加え日本でプレーする外国籍選手を含めた「全日本選抜チーム」が、米アイビーリーグの選抜チームに10対5で勝利しました。公式に組織された選抜チーム同士の戦いで、日本がアメリカを破るのはこれが初めての快挙となりました。

その約5か月後にはU20の世界選手権でも準決勝でアメリカチームを倒し、決勝戦こそカナダ代表に敗れましたが初の銀メダル獲得という結果を残しています。

そして、3年後にはフラッグフットボールが正式書目として採用される2028年ロサンゼルスオリンピックがいよいよ開催されます。フラッグフットボールはパスやランでボールを進めて得点を競うアメリカンフットボールの基本要素はそのままに、タックルの代わりに腰に付けたフラッグを取る親しみやすいスポーツです。

オリンピックでフラッグフットボールの日本代表が活躍すれば、多くの子供たちに夢を与え、フットボール全体のすそ野拡大につながるものとの期待されます。それを実現するために日本のフットボール界がひとつになって、フラッグフットボールの強化・育成に努めていきます。

フラッグフットボールの普及に伴って注目度が上がるアメリカンフットボールもより魅力的なスポーツとならなければいけません。ライスボウルは日本のアメリカンフットボールの最高峰の試合としてさらに多くの人を魅了するボウルゲームとして進化・発展をしていきます。

2024年シーズンの日本一を決めるアメリカンフットボール日本選手権第78回ライスボウルby GA technologiesにぜひご期待ください。


【ライスボウルの経緯】

  • ・1948年に関東大学選抜対関西大学選抜のオールスター戦として開始。
  • ・1984年の第37回からは大学リーグ代表と社会人リーグ代表が対戦する「日本選手権」として開催される。
  • ・通算成績は社会人代表の26勝、学生代表の12勝。第63回大会からは社会人代表の優勝が続いた。