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2TDパスでグリーンボウルMVP フットボールIQとコミュニケーション力で成長を続けるパナソニックQB石内卓也

2023年05月30日(火) 12:51

5月28日に神戸市王子スタジアムで行われたグリーンボウルトーナメント決勝で先発して、14試投で6回のパス成功、151ヤード獲得で2つのタッチダウンパスを成功させてチームの2連覇に大きな貢献をしたパナソニック インパルスのクオーターバック(QB)石内卓也(関西大学)がMVPを獲得した。

「学生時代、社会人とボウルゲームといった大きな試合でMVPをいただいたのは初めて。チームのみんなが喜んでくれて嬉しい反面、満足してはいません」ときっぱり。しかし、荒木延祥監督は「石内は良いパスを投げて冷静にプレーしてくれた。サイドラインからのプレーコールの意味をよく判断して理解してくれて、いいクオーターバッキングをみせてくれた。IQが高く、成長著しいですよ」と目を細めた。

「試合後の表彰式での整列の際、仲の良い木戸(崇斗)選手と『MVPは誰か』と話していました。守備はみんないいプレーをしていたので攻撃陣から選ばれるだろうなって。木戸が2タッチダウンキャッチしているので(彼が)MVPだと思っていました。ただ木戸は『お前だ』と言ってましたけど」と相棒であるワイドレシーバー(WR)木戸とのやり取りを明かした石内。

「この試合では自分のしょうもないミスがあった。オフェンスライン(OL)が頑張って開けた穴をランニンバック(RB)が走ってゲインしてくれた。だからこそ相手ディフェンスはランプレーをケアしていて、(フィールドの)後ろ側が空いていたのでパスは比較的通しやすかった」と試合を振り返る。

「荒木監督がオフェンスコーディネーターなので、プレーに関するコミュニケーションをとっている。それでプレーの理解が進んでいるのだと思います。またレシーバー陣ともコミュニケーションをとっていて、それが良い結果につながった。でもパスの精度はまだまだ。自分が成長すれば、試合に使ってもらえるし、チームが強くなるはずです」と次なる課題に取り組む。

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