【パールボウル】初優勝狙うノジマ相模原と4連覇目指すオービック　4年ぶり春の頂上決戦を前に記者会見

X1 Superは18日に第43回パールボウルが富士通スタジアム川崎で実施される。対戦カードは、前人未到の4連覇を狙うオービックシーガルズと初優勝を目指すノジマ相模原ライズ。4年ぶり開催となる春の頂上決戦を前に12日にプレスカンファレンスが行われ、両チームのヘッドコーチとキャプテンが参加した。

今年のパールボウルのキーワードは「変化」だ。勝てばトップリーグで初のタイトル奪取となるノジマ相模原の城ケ滝一朗ヘッドコーチ（HC）は、「ライズの歴史を変える一戦にしたい。勝って応援してくれる地元の皆さんに良い報告をしたい」と歴史的勝利に意気込む。キャプテンのワイドレシーバー（WR）宜本潤平は「選手も緊張しているけど、1プレーに集中して初優勝を狙いたい」とまだ見ぬ新しい景色を見るためにチーム一丸となって全力投球で挑む構えだ。

対するオービックは、今シーズンからコーチ体制を一新してスタートを切っている。大野洋HCは「春の総決算として相応しいゲームにしたい。勝負なので何が何でも勝ちにいきたい」と勝敗にこだわる。また、今季から主将となったランニングバック（RB）李卓は「新しいチームとして今のシーガルズを見せたい」と新生シーガルズをアピールした。

ノジマ相模原は、準決勝で昨季王者の富士通フロンティアーズを破った際には1、2年目の選手が勝利の原動力となった。それだけに城ケ滝HCは決勝でも、WR小林兵史、ラインバッカー（LB）永田大河、ディフェンスバック（DB）松井悠太ら若手の活躍に期待を込める。加えて、宜本潤平主将が1年目のキッカー（K）竹内空も注目選手に指名。指揮官も準決勝後に「キック力がすごい」と認めた逸材だ。指揮官は、オービックで警戒する選手について、「李卓選手です。キックリターンが勢いあるチームなので、それを体現しているのが李選手」と明かした。

対するオービックの大野HCは、ノジマ相模原のLB田中喜貴にアラートを発した。「ベテランでありながら行動力もありアグレッシブにプレーする。チームの勢いを作っているので、田中選手を封じ込めることが一つのポイントだと思っています」。

ノジマ相模原が勝てばチーム史上初の優勝、オービックが勝てば前人未踏の4連覇。どちらが勝っても新たな1ページがXリーグの歴史に刻まれる。

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パールボウルトーナメント準決勝
オービック対IBM
富士通対ノジマ相模原

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