【X1 Area週間MVP】オール三菱ライオンズQBジョン・ギブスJr.選手が「二冠」達成 ディフェンシブな試合続出のX1 Area第2節で活躍が光る
2023年09月22日(金) 18:00X1 Areaの第2節は4試合中3試合が3点差以内で決着する接戦となりました。ロースコアのゲームが多く、ディフェンスやスペシャルチームで活躍する選手が目立ちました。そのなかでも、一人で4つのタッチダウンに絡んだオール三菱ライオンズクオーターバック(QB)ジョン・ギブスJr.選手が週間MVPを選ぶXリーグ解説員から最も多くの得票をして2節連続のオフェンス部門受賞となりました。ディフェンスでは、後半に追い上げを見せた三菱商事Club TRIAXを辛くも交わした富士フイルム海老名ミネルヴァAFCのラインバッカー(LB)小原清之朗選手が選ばれました。スペシャルチームでは9回ものパントで安定したキックを蹴ったPentaOceanパイレーツの赤津裕之選手が選出され、Play of the Weekにはオール三菱のQBギブスJr.選手の49ヤードの独走タッチダウンランが輝き、「二冠」達成です。
<Offensive Player of the Week>
QB ジョン・ギブスJr.(オール三菱ライオンズ)
ギブスJr.選手は名古屋サイクロンズ戦で、パスで17試投中12回成功、115ヤード獲得、2タッチダウン、ランでは9キャリーで113ヤード、2つのタッチダウンを記録しました。獲得距離はチームのオフェンス総獲得距離の57パーセント。合計4タッチダウンにかかわる大きな活躍を見せました。どちらかというとディフェンシブな試合が多かった第2節において個人スタッツとしてはスバ抜けた成績でした。
<Defensive Player of the Week>
LB 小原清之朗(富士フイルム海老名ミネルヴァAFC)
第2節の富士フイルム海老名は前半で14‐0とリードしながら後半に追加得点ができず、三菱商事の猛追を許しました。そういった試合展開でも接戦をものにできたのはディフェンス陣の踏ん張りがあったからだと言えるでしょう。チームの主将も務める小原選手は7.5タックルのうち約半数にあたる3回で相手にロスをさせるロスタックルを記録。要所で相手にネガティブヤードを強いることでオフェンスのアシストをしました。
<Special Teams Player of the Week>
P 赤津裕之(PentaOceanパイレーツ)
パイレーツもアズワンブラックイーグルスを相手にオフェンスが苦戦したチームでした。オフェンスはわずか108ヤードに抑えられ、フィールドゴールで得点を重ねるアズワンに先制を許しました。第3ダウンのコンバージョン率も2/14と振るわず、その分だけパンターである赤津選手の出番が多くなりました。本人も1試合でここまでの回数を蹴った記憶がないと振り返った計9回のパント。しかし、アベレージは36.6ヤード、最長は50ヤードを記録してフィールドポジション争いに貢献しました。
<Play of the Week>
オール三菱ライオンズQBジョン・ギブスJr.選手の41ヤードTDラン
このプレーが飛び出したのは名古屋サイクロンズとの試合の第2クオーター序盤。フィールド中央でサードダウン5の場面で、デザインされたプレーはパスでした。しかし、レシーバーがカバーされており、自分の目の前に大きなスペースができていることに気づいたギブスJr.選手は迷わずにスクランブル発進。スクリメージラインを超えたところで、迫ってくるDBを緩急をつけたカットバックとスティフアームでかわし、最後はタイトエンド(TE)兼ワイドレシーバー(WR)の長岡大和選手のブロッキングをうまく利用してエンドゾーンへ飛び込みました。ギブスJr.選手は「二冠」達成、前節と合わせて今季早くも3部門での受賞です。
関連リンク
<ゲームリポート>
・オール三菱ライオンズが敵地名古屋で粘るサイクロンズを退けて開幕2連勝 X1 Super復帰へまた一歩前進
・富士フイルム海老名ミネルヴァAFCが1点差で三菱商事Club TRIAXに勝利
・PentaOceanパイレーツがアズワンブラックイーグルスに逆転勝ちで今季初勝利
<動画>(XリーグTV on アメフトライブ by rtvへの登録が必要です)
・名古屋サイクロンズオール三菱ライオンズ
・富士フイルム海老名ミネルヴァAFC対三菱商事Club TRIAX
・PentaOceanパイレーツ対アズワンブラックイーグルス