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【X1 Area週間MVP】ディビジョン1位を決めたアズワンのRB前田公昭選手が2週連続のオフェンスMVP受賞

2024年10月25日(金) 18:00

シーズンの折り返しとなるX1 Areaの第4節は2週にわたって行われ、ディビジョン内対戦2回戦目が始まりました。WESTでは早くもアズワンブラックイーグルスがディビジョン1位を決め、X1 Super WEST4位との入替戦出場権を手に入れました。EASTでは品川CC ブルザイズが警視庁に勝利して1敗と首位タイの座をキープ。CENTRALは胎内DEERSが負けなしの4連勝で、ディビジョン制覇に王手をかけています。また、X1 Super昇格3年目の三菱商事TRIAXがPentaOceanパイレーツを破るなど、戦力が拮抗し、ディビジョン内順位争いが混とんとしてきました。

第4節の各部門MVPはチームの勝利に貢献したコンスタントなパフォーマンスが評価されました。オフェンス部門のアズワンのランニングバック(RB)前田公昭選手は第3節に続き、2週連続での受賞です。Play of the Weekは胎内の井上翔太選手がマークした開幕直後のキックオフリターンタッチダウンが選ばれました。

<Offensive Player of the Week>
RB前田公昭(アズワンブラックイーグルス)
第4節のTRIAXIS J-STARS戦は前半を0‐10で折り返す苦戦となりましたが、第3クオーター序盤の前田選手の44ヤードタッチダウンランでの得点をきっかけにアズワンが反撃に転じ、5連続得点で一気に逆転勝ちを収めました。前田選手はチームトップの93ヤードラッシュで、アズワンのラン獲得ヤードの6割近い距離をひとりで稼ぎました。2週連続のオフェンス週間MVP受賞で、移籍1年目ながら「アズワンに前田あり」がしっかりと印象付けられています。次のターゲットはいよいよ入替戦。どのような走りを見せるのかが今から楽しみです。

<Defensive Player of the Week>
DB梶本幸汰(品川CC ブルザイズ)
対警視庁戦は最終スコアこそ16‐14と2点差決着でしたが、品川CCが全体を通して圧倒するとは言わないまでも試合をコントロールしていました。セーフティでの先制点を皮切りに前半で16得点して逃げ切る展開。それを可能にしたのがディフェンスの踏ん張りでした。梶本選手のインターセプトが飛び出したのは警視庁の最初の攻撃シリーズでした。最初のプレーでいきなりファーストダウンを更新し、続いて得意のランで4ヤード進んだ場面です。セカンドダウンのパスを梶本選手がピックオフし、15ヤードリターンしました。警視庁のオフェンスのリズムを狂わせ、品川CCに序盤の勢いをもたらすターンオーバーとなりました。

<Special Teams Player of the Week>
K/P森下峻(アズワンブラックイーグルス)
森下選手は第4クオーターだけで、41ヤード、39ヤード、42ヤードの3本のフィールドゴールを成功させました。2回のトライフォーポイントのキックを合わせれば計14得点の活躍です。さらにパンター(P)としてもプレーする森下選手は2回のパントで96ヤード(平均48ヤード)、最長では60ヤードのキックを披露しました。キックオフやフィールドゴールのキックとパントのキックは似ているようで全くの別物。それらをうまく使い分けてアズワンのキッキングを一手に引き受けるのが森下選手です。

<Play of the Week>
KR井上翔太の99ヤードキックオフリターンTD(胎内DEERS)
胎内の第4節の対戦相手はBULLSフットボールクラブ。その第1プレーとなるキックオフでこのプレーが飛び出しました。胎内にとっては試合に勢いをつけるビッグプレーとなりました。井上選手は春のジュニアパールボウルトーナメント1回戦の対品川CC ブルザイズ戦(新潟県胎内市開催)でもオープニングのキックオフタッチダウンを決めています。フットボールを離れるとプロの総合格闘技としても活躍する井上選手ですが、総合格闘技での経験がフィジカル面でもメンタル面でもフットボールに生きているようです。

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<ゲームリポート>
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