【X1 Super第6節の見どころ】首位富士通が8位IBMと対決！RBTでの再戦を見据えた重要な一戦

【パスターゲットを探す富士通フロンティアーズQB高木翼　 ©X LEAGUE】

X1 Superの第6節、富士通フロンティアーズ対IBM BIG BLUEの一戦が9日に富士通スタジアム川崎で行われる。すでにライスボウルトーナメント（RBT）進出を決めている両チームは、最終節終了後の総合順位によってはRBT1回戦（クオーターファイナル）で再び相まみえるかもしれない。

目下リーグ1位の富士通は、シーズンを通じて攻撃力が群を抜いており、相手守備を圧倒し続けている。クオーターバック（QB）高木翼、ランニングバック（RB）トラショーン・ニクソン、ワイドレシーバー（WR）サマジー・グラントの“トリプレッツ”が好調で、試合の流れを掌握する一方、層の厚い攻撃陣にはRB三宅昂輝やWR坂本アントニーマウネディも控え、どこからでも得点できるのが強みだ。守備においても、突出したスタッツを残す選手はいないものの、すべてのプレーにおいてハイレベルを維持し、相手に隙を与えない安定感が富士通の強さを支えている。ポストシーズンを見据えた中でも、その完成度をさらに高めていきたいところだ。

【パスキャッチ後エンドゾーンを目指すIBM BIG BLUE WR近江克仁　©X LEAGUE】

対するIBMは、今季はいまだに連勝がなく不安定な戦いが続く。前節では、X1 Super初挑戦の富士フイルム海老名Minerva AFC相手に辛くも引き分けに持ち込んだ。それでも、QB政本悠紀とWR近江克仁のパス攻撃、さらにディフェンスライン（DL）島野純三を擁する守備陣と、個々にはリーグでもトップクラスのタレントが揃っており、第3節にオービックシーガルズを倒す力を見せた実績もある。IBMの浮沈を左右するのは、マイク・フェアーヘッドコーチの手腕にかかっているかもしれない。

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