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【X1 Area週間MVP】警視庁が攻守でMVP受賞、パイレーツPR石原選手が二冠

2024年11月08日(金) 18:00

X1 Areaのシーズンも大詰めとなった第5節は、CENTRALディビジョンの胎内DEERSが三菱商事Club TRIAXとの2度目の対戦に勝利して開幕から5連勝を飾り、ディビジョン1位を確定させました。11月30日に行われるX1 Super CENTRALディビジョン4位との入替戦に出場し、2年ぶりのトップリーグ復帰を目指します。

EASTディビジョンは同率1位で並んでいた電通キャタピラーズと品川CC ブルザイズが直接対決。接戦の末に電通が勝って勝ち点を12として単独トップに立ちました。同ディビジョンの警視庁イーグルスはブルーサンダースに勝って3勝目(勝ち点9)で品川CCと同率2位につけています。最終節ではいよいよ電通と警視庁が対戦します。電通は勝てば1位が決定しますが、初回の対戦(第3節)では警視庁が勝っているために、負ければ勝ち点で並ぶにもかかわらず、2チーム間の直接対決の結果のために警視庁より下位になります。ところが、その警視庁に品川CCは2勝しているため、品川CCがブルーサンダース戦に勝てば3チームが勝ち点12で並ぶ状況になり、順位の決め手となるタイブレーク条件は3チームの得失点差となります。こちらは最後まで予断を許しません。

<Offensive Player of the Week>
RB伊藤碧(警視庁イーグルス)
第5節のブルーサンダース戦に敗れればX1 Superとの入替戦の可能性が消えるという状況だった警視庁は、要所で攻守のビッグプレーが出て勝利をもぎ取りました。両チームのディフェンスがいいプレーを見せてロースコアになる展開の中、警視庁のRB伊藤選手は20回のボールキャリーで、1回平均5.5ヤードを稼ぐコンスタントな活躍。着実に距離を稼ぐことのできる信頼感があり、ロースコアの接戦をものにするために必須なボールコントロールオフェンスを実現させました。

<Defensive Player of the Week>
DB税所琢磨(警視庁イーグルス)
1試合で3インターセプトというのは今季のX1で最多の数字です。税所選手は今季の合計インターセプト数を4に伸ばし、リーグ1位に立ちました。なかでも対ブルーサンダース戦で税所選手が記録した2つ目のインターセプトは値千金のものでした。警視庁が12‐7とリードして迎えた第4クオーターの残り3分を切った場面で、パスをインターセプトされてブルーサンダースに攻撃権を渡してしまいます。タッチダウンを取られれば逆転されるだけでなく、時間も使い切られて反撃ができなくなる危険な状況となりました。ブルーサンダースはファーストダウンのプレーで反則を犯し、10ヤード罰退してプレーをやり直します。ここで出たのが税所選手のインターセプトでした。警視庁はこの試合の最大のピンチを脱するとともに、ターンオーバーで得た攻撃権でクオーターバック(QB)佐和田健悟選手の2ヤードタッチダウンランを決め、貴重な追加点をあげることに成功します。ブルーサンダースは残り40秒から最後のオフェンスを始めますが、そのドライブを終了させたのも税所選手の、この試合3つ目のインターセプトでした。

<Special Teams Player of the Week>
WR/KR石原勇志(PentaOceanパイレーツ)
負ければディビジョン下位に沈む可能性もあったパイレーツですが、全クオーターでタッチダウンを記録してBULLSフットボールクラブを破りました。攻守ともに安定したいたこの日のパイレーツですが、スペシャルチームでは石原選手の活躍が光りました。ワイドレシーバー(WR)としてもチームトップの4回のパスキャッチを記録し、45ヤードを稼いだ石原選手は、計3回のパントリターンで93ヤード、1タッチダウンで勝利に貢献しました。

<Play of the Week>
PR石原勇志の77ヤードのパントリターンタッチダウン(PentaOceanパイレーツ)
石原選手のパントリターンタッチダウンが飛び出したのは、スコアレスのまま迎えた第1クオーター7分50秒過ぎでした。自陣23ヤード付近でボールをキャッチした石原選手はそのまま左に展開します。その瞬間、6人ものカバーチーム選手に囲まれますが、それを避けるようにさらに左に走路を変えてサイドラインぎりぎりのラインを縦に駆け上がりました。アウトオブバウンズに出ないように体のバランスを整えながらスピードを維持し、45ヤードを超えるころには独走態勢が整ってそのままエンドゾーンに走りこみました。スペシャルチームによる先制得点はパイレーツに勢いをもたらすに十分な効果がありました。

関連リンク

<ゲームリポート>
堅牢守備の警視庁がブルーサンダースを下して3勝目 入替戦に望みつなぐ
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