【X1 Super週間MVP】開幕節は白星スタートの東京ガスから2名選出 オービックの新人RB長尾涼平が初選出
2025年09月08日(月) 20:00X1 Superの2025年開幕節は史上初の秩父宮ラグビー場で開催や、2試合のナイトゲームなど話題が満載のなかで行われました。その開幕節の週間MVPがXリーグ解説員の投票によって以下のように決まりました。9月3日の横浜スタジアムでのゲームでIBM BIG BLUEに快勝した東京ガスクリエイターズからはQB徳島秀一選手とDB森上衛選手の2名が選出。ライスボウル王者パナソニック インパルスからは2つのインターセプトを記録したDL有村雄也選手が受賞しました。そして、開幕節でもっとも印象に残ったPlay of the Weekはオービックシーガルズの新人RB長尾涼平選手の独走タッチダウンランが選ばれました。
<Offensive Player of the Week>
QB徳島秀一 (東京ガスクリエイターズ)
東京ガスは昨年の第2節に続き、2年連続でIBMに勝利しました。序盤から相手のミスに乗じて点を重ねる展開で、危なげない試合運びを見せました。この試合で東京ガスは5つのタッチダウンを記録しましたが、そのうちの3つがQB徳島選手のランによるものでした。今年36歳になる徳島選手はチーム在籍14年目。この日はQBとしてパスは1本も投じませんでしたが、ゴール前の場面で登場し、5回のボールキャリーで31ヤード、3タッチダウンで勝利に貢献しました。2年前のアキレス腱断裂の重傷からの復活、また、IBMに大敗していた時代の東京ガスを知る存在としてもうれしいゲームMVPと週間MVPのダブル初受賞です。
<Defensive Player of the Week>
DL有村雄也(パナソニック インパルス)
開幕戦でハカタネクスト福岡SUNSと対戦したパナソニックは計10個のタッチダウンを奪って70対0と完勝しました。量産したタッチダウンの10本目で、唯一のディフェンスによるスコアを記録したのが有村選手のインターセプトリターンでした。第4Q終盤にハカタネクスト福岡のQB城代慈英が投げたパスを、ターゲットとなったRB馬塲礼悟選手をカバーしていた有村選手がこの日2度目のインターセプト。そのまま20ヤードをリターンしてピック6としました。
<Special Teams Player of the Week>
DB森上衛(東京ガスクリエイターズ)
今季初のスペシャルチーム部門の週間MVPはパントブロックから生まれました。森上選手のパントブロックが生まれたのはIBM戦の序盤でした。IBMの攻撃を東京ガス守備陣がパントに追いやった後、森上選手がP東輝衣選手のキックをブロック。これによってゴール前19ヤードで攻撃権を得た東京ガスはフォースダウン1ヤードの場面でQB徳島選手が先制のタッチダウンをあげました。森上選手によるスペシャルチームのビッグプレーが序盤に生まれ、それがタッチダウンにつながったことで東京ガスは波に乗れたと言っていいでしょう。その意味でも試合の流れに大きく影響を及ぼすパントブロックとなりました。
<Play of the Week>
RB長尾涼平の63ヤードタッチダウンラン(オービックシーガルズ)
オール三菱ライオンズと対戦したオービックの開幕は新人選手の活躍が目立つ試合となりました。なかでも長尾選手は3回のボールキャリーで70ヤード、2タッチダウンラン、さらに2回のパスキャッチで49ヤード、2タッチダウンキャッチを決めてゲームMVPにも選ばれました。昨年の関西学生リーグのリーディングラッシャーである長尾選手は、第2クオーターの序盤にピストルフォーメーションからハンドオフを受け、そのまま中央突破。ダウンフィールドはカットバックを繰り返してディフェンダーをかわし、一切触れられることなくエンドゾーンまで到達しました。
関連リンク
<ゲームリポート>
・35歳のQB徳島が3TD! 東京ガスが横浜のナイトゲームで開幕白星
・ライスボウル王者パナソニックがハカタネクスト福岡を完封して開幕から好発進
・オービック、新指揮官が注目する3人が全6TDに絡む大活躍でオール三菱に大勝
<動画>(XリーグTV on アメフトライブ by rtvへの登録が必要です)
・東京ガスクリエイターズ vs. IBM BIG BLUE
・パナソニック インパルス vs. ハカタネクスト福岡SUNS
・オービックシーガルズ vs. オール三菱ライオンズ